SESのリアルなメリット・デメリット【SES経験者が語る実例】

「エンジニア業界って複雑すぎてよく分からない」

「SES企業は実際どうなの?」

という相談が多く寄せられています。

そこで本記事では、SESに挑戦しようか悩んでいる方に向けて、SESのメリット・デメリットはもちろん、企業選びを間違えた場合のリスクや注意点まで詳しく解説していきます!

トピックス
・SESのデメリットと後悔しないための注意点
・「SESはやめとけ」と言われる理由を徹底解説
・SESで失敗しないための企業選びとリスク回避法

合わせて読みたい⇒SESブラック企業を見抜く逆質問を全公開!ホワイト企業の見極め方とは?

目次

SESとは?未経験者でも分かる基本知識

SES(システムエンジニアリングサービス)は、IT業界においてエンジニアをクライアント企業に派遣するビジネスモデルの一種です。

SESの基本的な仕組み:
SES契約は請負契約とは異なり、成果物に対する報酬ではなく、労働そのものに対する報酬が発生します。
これにより、エンジニアのスキルや働き方が直接成果に結びつきやすい環境が作られます。
柔軟な契約形態ではありますが、その分、適切な案件選びが重要です。

SES企業が果たす役割
SES企業の主な使命は、IT人材不足を補うことです。
特に大規模プロジェクトを持つ企業にエンジニアを派遣し、システム開発やインフラ運用などのサポートを行うことで、クライアント企業の課題解決を助けています。

詳しくはこちらで解説していますので参考にしてください。

SES企業でエンジニアとして働くメリット9選【リアルな体験談付き】

SES企業でエンジニアとして働くべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

私自身、SES企業でエンジニアとして働いた経験をもとに、メリットを9つピックアップしました。
気になるポイントをぜひ確認してみてください!

多様な経験を積む絶好の場

SES企業でエンジニアとして働くと、様々なクライアントの業務に携わる機会があります。

なぜこれがメリットなのか?

それは、次のキャリアステップや年収アップに繋がるからです。

私自身、SES企業で働く中で、システム開発やネットワーク運用といった異なる分野で経験を積むことができ、転職時に大きなアピールポイントとなりました。

SESでは幅広い業界やプロジェクトに触れることで、次の転職で大きなアピールポイントを作れるのが魅力です。

大手企業の現場で最新技術に触れられる

SESのメリットの一つは、大手企業のプロジェクトに参画できる点です。
大手企業での経験は、スキル向上だけでなく、キャリアアップにも直結します。

・大規模プロジェクトに関わることができ、開発スキルが向上する。
・高高度な技術を求められる環境で成長できる。

これらの経験は、自社開発企業や大手SIerへの転職を視野に入れる際に、大きな武器となります。

案件の規模が大きいほど、開発の難易度も高くなり、プロジェクトリーダーのスキルも非常に優れているため、多くのことを学ぶ貴重な機会となります。

常駐先からの引き抜きオファーで正社員になるチャンスも

SES企業で働くエンジニアには、大手企業から直接「社員になりませんか?」という引き抜きの話が来ることもあります。

これは、常駐先での実績が評価された結果です。
もちろん誰でもチャンスがあるわけではありませんが、優秀なエンジニアであればこのような機会を得られる可能性が高まります。

ただし、
引き抜きが発生する際は、労働契約法や就業規則に基づき、SES企業とクライアント企業の間で事前に合意が必要です。一部の企業では、引き抜きに関する契約条項が設定されている場合があるため、契約内容を確認しておくことが重要です。

コネクションを広げることができる

SES企業で働くエンジニアには、多様なクライアント企業やプロジェクトメンバーと関わる機会があるため、幅広い人脈(コネクション)を構築できる点も大きなメリットです。

コネクションを広げることで、

・次のキャリアに役立つ情報を得られる
・将来的な引き抜きオファーのきっかけにもなり得る
・新たなプロジェクトや技術の紹介を受けるチャンスが広がる

人脈は、自分のスキルや経験を最大限活かすための重要な要素です。積極的にコミュニケーションを取り、周囲との関係を大切にしましょう。

未経験者歓迎!自社開発や受託開発より門戸が広い

SES企業は、自社開発や受託開発企業に比べて、未経験者でも入社しやすい環境が整っています。

未経験者が入りやすい理由

・研修制度が充実している企業が多い
・入社直後から高度な技術を求められることが少ない
・初心者向けのサポート業務から始められる案件が多い

SES企業で経験を積むことで、未経験者でもスキルアップが可能となり、次のキャリアに繋げられます。

残業が少ない環境が多い

最新の調査によると、SESエンジニアの残業時間は他の働き方と比較して低めである傾向が見られます。
これには、SES契約の特徴が大きく影響しています。

SES契約の残業が少ない理由

・ SES契約では、通常140時間~180時間といった「稼働時間幅」が設定され、この範囲内で報酬が確定します。範囲外の稼働は契約違反となるため、残業が抑えらる

・SESエンジニアはクライアント先で働くことが多く、労働時間の管理は基本的にクライアント側が行うため

・過度な残業が続くと労務違反となるので、SES企業側が契約を守る形で労働時間をコントロールため

ただし、すべてのSES企業がこのルールを厳守しているわけではありません。
一部の悪質なSES企業では、暗黙の了解として残業が発生する場合もあります。

スキル次第で自社開発やSIerへの転職が可能

SES企業で経験を積むことで、自社開発企業や受託開発企業へのキャリアアップが視野に入ります。

私自身も1年半SESで実務経験後、スカウトを多数受け自社開発企業へ転職しました。

スキルアップのポイント

・SESでは多様なプロジェクトに携わることで、システム開発やインフラ構築などのスキルを習得が可能
・常駐先で評価される実績が、自社開発企業へのアピール材料になる
・特定の分野で高度なスキルを身につけることで、次のキャリアへ進みやすくなる

注意点:
短期離職を繰り返すと、企業からの信頼を損ねる可能性があるため、計画的なキャリア構築が重要です。

案件が合わない時は常駐先を変更できる

SES企業では、常駐先が自分に合わない場合でも、営業担当に相談することで新たな案件を提案してもらえる柔軟性があります。

変更相談の例

・チームとの人間関係が難しい
・自分のスキルや希望するキャリアにそぐわない
・残業が過剰など労働条件が契約と異なる

ただし、営業力が弱い企業や案件数が少ない企業では、希望通りの変更が難しい場合もあります。
そのため、企業選びの段階で営業力や案件の豊富さを確認することが重要です。

このように、SES企業の働き方には多くのメリットがありますが、企業選びが非常に重要です。
自分に合ったSES企業を見つけるためのポイントは、関連記事をご確認ください。

技術力だけでなくコミュニケーション力が向上

SES企業で働くエンジニアは、技術的なスキル向上だけでなく、プロジェクトを進める上で重要なコミュニケーション力も磨くことができます。

エンジニアの仕事は、コードを書くことだけではありません。
クライアントの要望を理解し、それを実現するためにチームと協力する力が求められます。

こうしたコミュニケーション力は、キャリアアップの際にも大きなアピールポイントになり活躍の場を広げます。

SES企業で働くデメリット13選【実際にあった話】

SES企業への転職を考えている方の中には、「SESは良くない噂を聞くけど実際はどうなの?」と不安を抱える人も多いのではないでしょうか。

私自身、未経験からSES企業でエンジニアとして働き始め、そのメリットとデメリットを肌で感じました。

このセクションでは、実際に経験したデメリットをもとに、その原因や対策を解説します。
ただし、これらの課題は全てのSES企業に当てはまるわけではないため、転職時に企業の情報をしっかり確認することが重要です。

スキルアップを支援しない企業がある

SES企業では、配属先や案件次第でスキルが十分に身につかない場合があります。

理由

・未経験者が案件を選べない:
初心者は選択肢が少なく、希望に沿わない業務に就くことが多い

・ITスキルが身につかない業務:
ヘルプデスクやコールセンターのようなIT以外の業務が割り当てられる場合がある

・成長の機会が限定的:
案件内容が単純作業に偏ると、専門的なスキルを習得する機会が減ります

すべてのSES企業がこのような状況というわけではありませんが、入社後に成長できない環境に配属されると、モチベーションが下がりやすいのも事実です。

給与が増えにくい仕組みになっている

SES企業では、給与が増えにくい仕組みになっていることが多く、その背景には重構造という業界特有の仕組みが関係しています。

多重構造とは?

元請けから2次請け・3次請けと仲介会社が増えることで、エンジニアの給与が減りやすくなる仕組みです。
各会社が中間マージンを取るため、エンジニアに支払われる報酬が少なくなります。

「3次請け以降=すべてNG」とは限りませんが、慎重な判断が必要です。

詳しいSESの給与の仕組みと解決方法はこちらで解説しています。参考にしてください。
SES給料が上がらない本当の理由とその解決策を徹底解説!

福利厚生が正社員に比べて劣る

特に、未経験者が入社しやすい企業では、福利厚生が最低限の内容にとどまるケースが見受けられます。

たとえば

・通勤費の一部負担: 遠方の常駐先でも全額支給されない場合がある
・有給取得が困難: 常駐先の風土や忙しさが影響して休みを取りにくい
・資格取得支援が形だけ: 条件が厳しく、利用が難しい
・住宅手当が不十分: 一部企業では住宅支援制度が整備されていない

福利厚生長期的な働きやすさを判断する重要な指標です。
自分にとって必要な条件が整っているか、しっかりと確認しましょう!

待機期間中の給料がカットされる

SES企業の中には、エンジニアがプロジェクト待機中に給与が減額される仕組みを採用している企業もあります。

労働者の権利を守るため、日本の法律では報酬の引き下げに対して厳しい制約を設けています。

労働契約法によれば、労働条件を変更する際には、事前に労働者の同意を得なければならず、同意がないままの変更は認められません。

(労働契約法第9条)
就業規則を改訂して労働者の条件を不利に変更する場合、本人の合意が不可欠です。

引用元:e-Gov法令検索

しかし、待機期間中の給与カットが法的に認められる場合もあります。

・変更に関して労働者の事前の同意がある場合
・就業規則や規程が適切に周知されている場合

これらが満たされれば、給与の一部(例:10%~40%)が減額されることとなります。

給与削減の背景

・営業担当が次のプロジェクトを確保できない場合、エンジニアが待機状態になる
・待機中の人件費を抑えるためのコスト管理

「自分の稼働が営業の都合で左右されるのは納得できない」と不満を抱くエンジニアは少なくありません。

プロジェクト途中で契約終了させられる

SES企業では、プロジェクトが突然終了することがあり、エンジニアにとって大きな不安材料となります。

契約終了が引き起こす主な問題とは?

・スキル向上の停滞:
プロジェクトを完了できないことで、成果物への評価を得る機会が失われ、実践的なスキルを磨くチャンスが減少


・収入と将来への不安:
新しい案件が見つかるまでの間、収入が不安定に。これにより、キャリアプランにも影響が出る


・精神的なストレス:
突然の契約終了により、「これまでの努力が無駄だったのではないか」という感情が生じ、モチベーションを低下させる要因となる

私自身も、過去に、プロジェクトの途中で契約が打ち切られた経験があります。
そのときは、これまでの成果が評価されないまま終わったことに大きな失望感を感じました。

また、次の仕事をすぐに探さなければならないプレッシャーにも悩まされました。

還元率が低い不明瞭な企業が多い

SES企業では「還元率」という仕組みがあります。
還元率は、契約金額に対してエンジニアに支払われる割合を表します。

還元率の基本的な仕組み>
たとえば、1か月の契約金額が100万円で還元率が50%の場合:

100万円 × 0.5 = 50万円(エンジニアの給与)

残りの50万円は、企業の運営コストや利益に充てられることになります。

還元率は企業ごとに異なり、明確な基準が設けられているわけではありません。

私自身も、SES企業で働いていた際に、「この契約単価で給与がこれだけなのは妥当なのだろうか?」と疑問を抱いた経験があります。
このような状況では、エンジニアが不安を感じるのも無理はありません。

事前にチェックするべきこと

・採用時に質問:契約金額と給与の関係について、具体的な説明を求める
・事前調査:口コミサイトや業界情報を参考に、還元率の評判を確認する
・契約書の詳細確認:給与の内訳や評価制度を入念にチェックする

プロジェクト変更不可で成長が停滞

SES企業では、プロジェクト変更が難しい場合、現場でのスキル習得が限られ成長が停滞する可能性があります。

・営業担当の負担回避:
新しい案件の開拓にかかる時間と労力を避けようとする

・クライアント関係の維持:

配属メンバーが変わることで取引先との信頼関係が損なわれるリスクを懸念

・企業の方針:

契約期間中の異動を認めない運用を行っている場合がある

こうした理由から、一部のSES企業ではエンジニアの希望が軽視されることがあります。

一方で、社員のスキル向上やキャリアを重視する企業では、次のような対応をしてくれる場合があります。

・定期面談:
現状や希望を聞き取り、新しい案件への異動を検討

・スキルアップのサポート:

資格取得やスキル研修を通じ、次のステップに必要な準備を手助け

頻繁な異動は難しいものの、一定期間プロジェクトでの経験を積んだ上で、他案件への希望を伝えることは可能です。特に1年程度の経験や自己研鑽を重ねた後なら、希望が通る可能性が高まります。

雇用元への帰属意識が薄れやすい

SES企業に勤務するエンジニアにとって、働き先の環境が中心になることが多いため、自身の雇用元への意識が希薄になるケースがあります。

たとえば

・配属先での業務が中心で、雇用元の同僚や管理者と関わる機会が少ない。
・日々の作業が単調で、責任感や達成感を持ちにくい。

その結果として、
「この仕事の意義は何なのだろう?」
「自分の成長に繋がっているのか?」

といった疑問が生じ、仕事に対する意欲が低下することがあります。

こうした状況はエンジニアにとって大きな課題ですが、一方でポジティブな捉え方をする人もいます。

「SES企業はスキルを身につけるための通過点」と割り切り、経験を積む場と考えることで、初期の条件に妥協しつつ価値あるプロジェクトに取り組む人もいます。

労働環境が変化する

SES企業では、配属先によって労働環境が大きく異なるため、毎回新しい環境に適応しなければならないのが特徴です。

環境の変化がもたらす課題

・ルールや文化の違い: 配属先ごとに働き方やチームのルールが異なる
・不安定なスケジュール: 突然の変更や新しいプロジェクトへの対応が求められる
・キャリアプランの一貫性の欠如: 一貫したスキル形成が難しい

私がSES企業で働いていた時、初めての現場は自由な雰囲気で働きやすかったものの、次のプロジェクトでは厳しいルールや残業が多い環境に驚いたことを覚えています。このギャップに慣れるのは大変でした。

配属先の雰囲気やルールを事前に確認し、営業担当に希望をしっかり伝えることが大切です。

スキルシートの虚偽記載を求められる

SES業界では、スキルシートの内容を実際よりも良く見せるよう指示されるケースが見受けられます。

なぜ、虚偽記載を求められるのか?

・クライアントの期待に応えるため:
要求される技術レベルを満たすように、実績を上乗せして見せかける必要があるため

・案件を確保しやすくするため:
営業担当がプロジェクトを取る際に有利になることを狙った行為

こうした行為は、倫理的な問題だけでなく、エンジニア本人にとって精神的な負担となります。

 不正を求められた場合は毅然と断る勇気を持ちましょう。

ITとは無関係の業務に派遣される

SES企業によっては、エンジニアとして採用されたにも関わらず、IT業務以外の業務に配属されることがあります。

IT以外の業務例

・携帯販売員
・コールセンター
・倉庫業務

そうなる背景には、SES企業が案件不足や収益確保のために、希望やスキルに関係なくアサインすることがあるからです。

SES企業は、エンジニアをクライアント先に派遣することで収益を上げる仕組みです。

しかし、「未経験でもエンジニアになれる」といった誘い文句で人を集め、実際にはコールセンターや携帯販売員といったIT以外の業務に配属し、利益を確保しているということです。

実際にITコンサルとして入社したのに、研修という名目で携帯販売員のお仕事になってしまった福澤さん。
リアルな体験談をまとめてるので参考にしてください。

未経験者は案件を選べない

SES企業では、未経験者の場合、配属可能な案件が限られることが一般的です。

未経験者の場合、ITの基本的な知識やスキルがまだ身についていないため、配属可能な案件が限られてしまいます。
簡単なサポート業務や、先ほどお伝えしたようにIT以外の案件に回されることもあります。

営業担当も案件を確保するために奔走しているので、何度も案件を断られると対応が難しくなり、「仕方なく不本意な案件を受ける」という流れになりがちです。

そうならないためにも、営業力の強い優良SES企業を選択することが大切です。

キャリアの方向性が不明確になりやすい

SES企業で働くと、配属先の業務内容が多岐にわたり、専門性や目標を定めにくくなることがあります。

私は、SES企業で働く中で、配属された現場が運用保守の単純作業ばかりだったことがあります。
最初は「経験を積むため」と割り切っていましたが、次のプロジェクトも同じような内容で、自分がどの方向に進むべきか分からなくなりました。
目標を見失ったまま日々のルーチンに追われ、「このままでは成長できないのでは」という不安が募ったのを覚えています。

地方エリアでは案件が少ない

地方エリアではIT案件が少なく、SES企業に入社しても希望する地域で働けないことが多いです。
地方の案件は選択肢が限られるので、転職時に都市部へ引越しする方も多いです。

私も地方出身ですが、地元で働ける案件はありませんでした。
営業担当からは「IT案件のほとんどが東京や大阪などの都市部に集中している」と言われ、内定後東京へ引っ越しました。

ネットでの「SESやめとけ」は本当?理由を徹底解説

前述したように、IT以外の業務に派遣するようなブラックSESは「やめとけ」と言われるのは当たり前です。
SES企業でも、そのようなブラック企業と優良企業に2極化しています。

優良SES企業であれば、希望に合ったIT業務に就くことができ、スキルアップできるチャンスです。

「やめとけ」と言われる理由の実態と誤解

「SESはやめとけ」と言われていますが、すべてのSES企業が該当するわけではありません。
以下に、やめとけと言われるSES企業とそうでない企業を比較してみました。

項目デメリット多(ブラックSES)メリット多(ホワイトSES)
案件の内容IT以外の業務(販売・コールセンターなど)に派遣されるIT業務のみでスキルを活かせる
待機中の対応待機期間中に給与が削減される待機期間中も給与が満額支給される
スキルアップ支援研修やキャリア支援がほとんどない充実した研修やキャリアサポートがある
給与・還元率還元率が低く、給与が上がりにくい還元率が高く、昇給や評価が明確
労働環境長時間労働やサービス残業が多い適正な労働時間で残業代も支払われる
配属先の選択肢希望が反映されず、不本意な案件に配属される希望に合った案件を提案される
帰属意識フォローが少なく、孤立しやすい定期的な面談やサポートで安心感がある

合わせて読みたい⇒SESはやめとけ?体験談をもとに理由を徹底分析!

デメリットを理解した上で成功するためのポイント

前述したように、「企業の選び方を見極める」ことが最大のポイントです。

とはいえ、自分だけでブラックSESとホワイトSESを見分けるのは難しいものです。
信頼できるエージェントに相談すれば、優良企業を見つけるサポートが受けられます。

SES企業に向いていない人の特徴をズバリ解説

SES企業で働くには向き不向きがあります。

これまで多くのエンジニアと接してきた中で、「この業界、合わないかも…」と感じた人の多くが、実際に1年以内に辞めてしまうのを見てきました。

無理に合わない環境で頑張るのは、時間も労力も無駄にしてしまいます。
だからこそ、自分が本当にSES企業で働くのに向いているかどうかを、入る前にしっかり見極めておくことが大切です。

・配属先が変わることにストレスを感じる
・自ら学習する意欲がない
・受け身で指示待ちタイプ

自分がSESでやっていけるか不安な方は、ぜひ一人で悩まずプロに相談してください。

活学キャリアは、未経験からのIT転職専門のエージェントです。どんなことでも気軽にプロに相談することができます。SESについて不安がある方は相談してみてください。

優良SES企業で最短キャリアを実現する方法

このセクションでは、元エンジニアの実体験をもとに、SES企業を見極めるポイントや成功事例を紹介します。

【元エンジニアの実体験】転職で後悔しないSES選びの秘訣

Aさん

私も「どれがいいのか全然わからない」と不安でいっぱいでした。
入社後に後悔しないために、実際にやってみて良かった具体的な行動をお伝えします。

面接で率直に質問する
私は面接で「案件の単価や内容を教えてください」とストレートに聞きました。
答えを濁す企業は避け、しっかり説明してくれる会社を選びました。

研修内容を体験談から確認する
求人票の情報だけでは足りないので、同じ会社で働く人の口コミをチェックしました。
そこで「研修が形だけの会社」も見分けられました。

評価制度の具体例を聞く
「年収が上がった事例を教えてください」と聞いたところ、明確に答えられない企業はスルーしました。

聞きにくいことでも質問してみる勇気が大切です。
その場でわからなくても、答え方や対応で信頼できる企業か判断できました。

【実例紹介】優良SES企業でのキャリアアップ成功ストーリー

Bさん

「SESってブラックばかりなんじゃ…」と疑っていました。
でも、慎重に選んで入社した会社では、スキルアップと年収アップを実現できました。

目標を明確にしたことが大きなカギ
入社直後に「数年後には自社開発企業に行きたい」と営業担当に伝えました。
それ以降、スキルが伸びる案件を優先してくれたんです。

勉強時間を確保してくれる環境
案件によっては残業が多いこともありましたが、配属先の変更をお願いし、学習時間を取れる現場に移動できました。

仲間との情報交換で知見を広げる
同じ会社の仲間とスキルや転職の情報をシェアすることで、次に進むべき方向性が明確になりました。

営業担当や同僚を味方につけ、協力してもらうのもキャリアアップしやすいなと感じました。

【元エンジニアの実体験】元請け2次請けの​​SES企業で年収アップ

Cさん

私はSES企業で年収がしっかりアップしました。
元請けや2次請け企業を狙って、実際に取った行動を紹介します。

・単価と還元率の質問をためらわない
面接で「還元率はどのくらいですか?」と聞きました。
意外と答えられない企業が多いですが、具体的な数字を提示してくれた会社は信頼できました。

・未経験でも成長できる案件を希望した
案件選びでは「基礎から学べる現場に行きたい」「徐々に最新技術に触れたい」と営業に要望を伝えました。
最初はサポート的な業務が多かったものの、スキルが身についてからは徐々に高度な案件にアサインされるようになりました。

・キャリアアップ転職を視野に入れて行動した
2年目には転職を見据えてエージェントに登録しました。
スキルや経験を整理して相談したところ希望する案件への転職が決まりました。結果、年収も大幅にアップし、今より充実した仕事に就くことができました。

まとめ

SES企業は、デメリットもありますが、メリットもあります。
デメリットを回避するためには、とにかく企業選びがカギです。

SES企業での経験は、キャリアアップの大きな一歩となることが多いので、失敗を防ぎ理想のキャリアを実現するために、ぜひ本記事を参考にしてください!

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