SES優良企業ランキングTOP10!共通ポイントや選び方を徹底解説

SES企業を選ぶときは、

どんなSES企業がおすすめなの?

年収とか売上、勤続年数ごとに知りたい

など、こういった疑問や不安はつきものです。

本記事ではSES優良企業ランキングTOP10を紹介し、それぞれの企業の特徴や共通ポイント、選び方を詳しく解説します。

目次

そもそもSES企業とは?

SES企業とはクライアント企業にエンジニアを派遣し、プロジェクトの支援を行う企業のことを指します。

派遣されたエンジニアはクライアントのオフィスで働き、システム開発や保守、サポート業務などに従事します。

SES企業はさまざまなプロジェクトを経験できるのがメリットですが、勤務先が頻繁に変わることにストレスを感じる方にとってはデメリットにもなります。

以下の記事では、SESがやめとけと言われる理由、またSESで成功する人の共通点について解説していますので、ぜひご一読ください。

SI(システムインテグレーション)との違い

大きな違いは、SESはエンジニアの稼働時間や技術力に基づいて報酬が発生するのに対し、SIは成果物の納品で報酬が発生します。

SIを担う企業「SIer」はプロジェクト全体を管理しており、開発の一部を下請けやSES企業に委託することも少なくありません。

勤務場所についてもSESでは客先に常駐する場合が多いですが、SIのエンジニアは基本的に自社で業務を行います。

【最新版】SES優良企業総合ランキングトップ10

SES優良企業の総合ランキングトップ10は、以下のとおりです。

ランキング順位企業名
1位NSD
2位DTS
3位TDCソフト
4位アルファシステムズ
5位鈴与シンワート
6位日本プロセス
7位NSW
8位コアコンセプト・テクノロジー
9位アウトソーシングテクノロジー
10位株式会社オープンアップITエンジニア

SES優良企業の中のランキング上位を紹介

上記ランキングの企業の中で、上位5つの概要をくわしく解説していきます。

NSD

NSDはITコンサルティング、ソフトウエア開発、ITインフラ構築、ソリューションサービスの4つの柱で価値提供を行う企業です。

4,000名以上の技術者を抱え、半世紀にわたる経験、そして1万件以上の開発実績から得た知見を駆使し、顧客の競争力強化を支援しています。

年収や売上高、勤続年数、そして評判においても非常にバランスのとれた企業です。

DTS

DTSはシステムインテグレーションや情報システム開発などを提供する総合IT企業です。

1972年の設立以来6,000名以上の従業員を抱える大規模な組織で、幅広いITソリューションを展開しています。

国内外に拠点を持ち、顧客の多様なニーズに対応しています。

ランキング10社の中でもっとも売上高が高く、勤続年数も長いため将来性は高いといえます。

TDCソフト

TDCソフト株式会社はシステム開発と次世代型SIサービスに強みを持ち、銀行やメーカー、学校などさまざまな業界に対応するソリューションを提供しています。

とくに「次世代型SIサービス」によって、顧客のビジネスプロセスを見直し、問題を先取りして解決する姿勢が評価されています。

確かな技術力とプロジェクトマネジメント能力を兼ね備えており、業界のニーズに応じた付加価値の高いサービスを提供しています。

アルファシステムズ

アルファシステムズは通信キャリア向けシステム開発で、電話交換や無線基地局ソフトウェアなど通信インフラを支える技術を持っています。

現在は官公庁や金融機関のシステム開発、組み込みシステムなど幅広い分野に対応しています。

ランキング10位の中でも勤続年数が約15年と長く、ホワイト企業であることが伺えます。

鈴与シンワート

鈴与シンワート株式会社は東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。

ITインフラの提供から業務システム開発、パッケージソフトの導入、人事給与中心のアウトソーシング、データセンターやクラウドサービスまで幅広いICTソリューションを提供しています。

年収が高いことに加え、良い評判も目立つことからSES優良企業として挙げられます。

項目別のランキング

ここからは総合ランキング順位から、項目別のランキングを以下のとおりそれぞれ紹介します。

  • 年収
  • 売上
  • 勤続年数
  • 評判

SES優良企業の中の年収ランキング

SES優良企業の中の年収上位5社は以下のとおりです。

ランキング順位企業名おおよその年収額
1位NSD552万円
2位日本プロセス546万円
3位鈴与シンワート534万円
4位TDCソフト520万円
5位NSW500万円

参考:openwork

平均年収で比較するとNSDが最も高く、おおよそ552万円という結果となっています。

また2位以降もすべて500万円以上と、高い水準となっています。

SES優良企業の売上ランキング

SES優良企業の中での、売上ランキングトップ5は以下のとおりです。

ランキング順位企業名売上額
1位DTS115,727百万円
2位NSD101,263百万円
3位NSW50,299百万円
4位TDCソフト39,368百万円
5位アルファシステムズ36,383百万円

参考:日本経済新聞

企業の売上でいえばDTSが最も高く、115,727百万円という数字を叩き出しています。

ただ、その他の企業もすべて350億円以上と、SES企業にしてはたいへん大きな数字となっています。

SES優良企業の勤続年数ランキング

SES優良企業ランキングの中で、勤続年数の長さトップ5は以下になります。

ランキング順位企業名おおよその勤続年数
1位NSD15.3年
2位アルファシステムズ14.9年
3位DTS14.8年
4位TDCソフト11.9年
5位鈴与シンワート11.7年

参考:リクナビ2025

平均年収に引き続き勤続年数でもNSDがトップで、15.3年と非常に長い年数を記録しています。

とはいえ、2位以降もすべて10年以上の勤続年数となっており、いずれも従業員の居心地や労働環境を大切にしていることが伺えます。

SES優良企業の評判ランキング

優良企業ランキングのうち、口コミサイトにおける総合評価が高い5社は以下のとおりです。

ランキング順位企業名評判
1位DTS★★★★☆(3.6)
2位TDCソフト★★★☆☆(3.3)
3位NSD★★★☆☆(3.2)
4位アルファシステムズ★★★☆☆(3.1)
5位鈴与シンワート★★★☆☆(3.0)

参考:エンゲージ会社の評判

口コミの評判では、売上に引き続きDTSが1位となっており、エンゲージ上で3.6の評価数となっています。

その他の企業も3以上を記録しており、かついずれの企業の口コミの内容を見ても、ポジティブな評判が目立っていることがわかります。

SES優良大手企業で上場しているのは?

優良大手企業の中で、上場している企業は以下のとおりです。

  • NSD(プライム市場)
  • DTS(プライム市場)
  • TDCソフト(プライム市場)
  • アルファシステムズ(プライム市場)
  • 鈴与シンワート(スタンダード市場)
  • 日本プロセス(スタンダード市場)
  • NSW(プライム市場)

その他、上場している代表的なSES大手企業として挙げられるのは以下です。

  • 富士ソフト(プライム市場)
  • システナ(プライム市場)
  • KSK(スタンダード市場)
  • ソルクシーズ(スタンダード市場)
  • コムチュアシステナ(プライム市場)

SES優良企業に出会える転職エージェント

SES優良企業に出会える転職エージェントを挙げるなら、LastDataが運営する活学キャリアがおすすめです。

「活学キャリア」は、給料をもらいながらプログラミングを学び転職を目指すエージェントで、未経験者向けに1200以上の求人を持ち、転職成功率は98.7%を誇ります。

「すぐ転職」と「学んでから転職」の2種類の支援を提供しており、後者は厚生労働省による40%キャッシュバック、自社による60%返金制度の組み合わせで最大100%のキャッシュバックが可能です。

厳選された信頼性の高い企業とのみ提携を行っており、ブラック企業は独自のフィルターで排除されているため安心して使えます。

SES優良企業との出会いを探している方はぜひご検討ください。

SES優良企業に共通しているポイント

優良企業を選びたいなら、優良企業に共通しているいくつかの共通点やポイントを知っておくことが重要になります。

ここでは、SES優良企業に共通しているポイントを紹介しますので、企業選びの際に参考にしてください。

平均年収が高い

社員に対して業界の水準よりも高い平均年収を提供することが特徴です。

これは優れた技術者を引き留め、より高度なスキルを持つ人材を惹きつけるための施策の一つです。

高い給与は社員のモチベーションを高めると同時に、安定した生活を支えます。

結果、それが企業全体の生産性向上やプロジェクトの質の向上にも寄与します。

さらに透明性の高い給与制度を導入し、実力や成果に応じた報酬を得られる仕組みが整っている場合が多いです。

スキルアップ支援や研修が充実している

社員の技術力を高めるためにスキルアップ支援や研修プログラムが充実しているのも、共通ポイントのひとつです。

たとえば社内での教育体制や外部セミナー・講座の受講補助など、多様な学習機会が提供されます。

こうした支援は社員のキャリアパス形成や専門性向上に寄与するだけでなく、企業全体の技術力強化を促進することにもつながります。

結果として社員の成長意欲が高まり、業界内での競争力が向上するというわけです。

充実した福利厚生が設けられている

社員の働きやすさを向上させるため、充実した福利厚生を提供するのも優良企業の特徴です。

これには健康保険や厚生年金といった基本的な制度はもちろん、住宅手当、家族手当、リモートワーク制度、休暇制度の拡充、企業内保育所の設置など多様なニーズに応える施策が挙げられます。

新卒社員の早期離職が少ない

SES優良企業では、新卒社員の早期離職が少ないことが特徴です。

早期離職が少ないということは、職場の風通しの良さや明確なキャリアパスの提供、働きやすい環境が整っているということです。

また入社直後の研修やメンター制度を導入するなど、社員一人ひとりがスムーズに業務を習得できるような支援体制が整っていることも要因です。

平均残業時間が短い

SES優良企業は、社員の平均残業時間が短い傾向です。

効率的な業務体制を構築し、タスクの計画と実行を適切に管理することで、過剰な残業を避ける方針を取っています。

よって社員はプライベートの時間を確保できワークライフバランスの充実が図られ、仕事にもいい影響をもたらします。

悪い口コミや評判が少ない

SES優良企業は、社員や元社員からの悪い口コミや評判が少ないことが特徴です。

悪い評判が少ないことで求職者や転職者からの信頼性が上がるため、新しい応募が増えていくという好循環になります。

またこうした評判は、企業が社員を大切に扱い、長期的なキャリア構築を支援しているケースが傾向として多いです。

SES優良企業の選び方

ここでは、SES優良企業の選び方を見ていきます。

悪い口コミや評判が極端に多くないか

口コミサイトや評価サイトでリサーチし、離職率の高さや不適切な労働環境についての意見をチェックしましょう。

良い企業は社員の声を尊重し、透明性のある経営を行い、働きやすい環境を提供しています。

悪い評判が多い企業は、トラブルや長時間労働の可能性が傾向として高いです。

上流(一~二次請け)の案件が多いか

SES企業選びでは「上流工程の案件が多いか」を確認することが重要です。

上流工程は要件定義や設計などプロジェクトの中核を担う工程であり、これに携われる企業は、技術力や信頼性が高いと評価されます。

一~二次請けの案件を多く扱う企業はプロジェクトの全体像を理解しやすく、スキルアップやキャリア形成にも適しています。

社員が案件を選ぶ権利があるか

社員に案件選択の自由があると、自身のスキルやキャリアパスに合わせて仕事を選べ、成長やモチベーション維持につながります。

逆に選択権がない企業では、望まない案件にアサインされるリスクが高く、長期的な不満や離職の原因になることもあります。

SES優良企業に転職するメリット

ここでは、SES優良企業に転職するメリットを紹介します。

大きなスキルアップが見込める

SES優良企業では幅広い業界の案件に携わることができ、最新技術や高難易度のプロジェクトに挑戦できるため、技術力が大幅に向上します。

経験豊富な上司や同僚から学べる環境が整っており、自己成長を促進できるのはメリットと言えるでしょう。

大手企業での就業経験が積める

SES優良企業は、大手企業との取引が傾向として多いです。

そのため、実際に大規模プロジェクトや有名企業での経験を積むことができます。

この経験はキャリアにおいて価値が高く、転職活動においても強みとなるでしょう。

残業が少なく有意義に時間を使える

現代では多くのSES優良企業が、働き方改革を進めています。

そのため残業が少なくプライベートの時間を確保しやすい環境がつくられているので、仕事と生活のバランスを大切にでき、自己研鑽や趣味に充てる時間を有意義に使えます。

SES優良企業に就職することにデメリットはある?

SES優良企業とはいえ、デメリットはまったくないとは言い切れません。

優良企業だからといって、必ずしも大手企業のプロジェクトに携われるとは限らないからです。

一定数の規模の企業を多く扱っているものの、一定の経験や実績がないと、理想どおりのプロジェクトの経験は積みにくい点に注意しましょう。

加えて優良企業なだけに求められるスキルレベルも高く、プレッシャーを感じることもあるかもしれません。

SES優良企業に転職するコツ・方法

SES優良企業に転職するにあたって、覚えておきたいコツや方法を解説します。

譲れない労働条件を明確に決める

転職前に、自分の希望する労働条件(給与、勤務時間、勤務地、福利厚生など)を明確にしておくことが重要です。

これによって譲れない点を軸に企業を選べるので、後悔のない転職活動を進められるからです。

企業の情報収集を怠らない

企業の評価や文化、働き方についての情報収集を徹底しましょう。

社員の口コミや業界の評判を確認することで、実際の労働環境や企業の方針を理解し、理想的な職場選びに繋がるためです。

大手求人サイトで調べる

大手求人サイトは取り扱っている求人数も多いため、優良企業に出会いやすい傾向にあります。

また多くのサイトは無料で使えるので、利用しない手はありません。

またLastDataが運営する活学キャリアはキャリアアドバイザーを通じたコンサル型の転職支援を行っていることから、優良企業とのマッチ率が非常に高くなっています。

以下のインタビュー記事ではブラックSES企業の実態について触れていますので、転職後の後悔を避けるためにもぜひご一読ください。

SES優良企業で働いた後のキャリアパス

この章では、SES優良企業で働いた後のキャリアパスを紹介します。

自社開発エンジニアとして転職

SES優良企業での経験は、自社開発企業で存分に活かせるでしょう。

クライアント向けの開発業務を経験した後、自社プロダクトの開発に携わることでスキルの幅を広げ、より深い技術力を養うことが可能です。

SIerとして転職

SESで活かした知見で、SIer(システムインテグレーター)に転職する選択肢もあります。

大規模なシステム開発や複数のクライアント対応といった観点では、SESの経験が存分に活かせるでしょう。

社内SEとして転職

SESでのITインフラおよびシステム開発経験を活かし、企業の社内SEへ転職することもひとつです。

企業内でITの全体的な戦略立案や運用を担当できれば、安定したキャリアを築くことができます。

フリーランスとして独立

フリーランスエンジニアとして独立する道もあります。

「SESでさまざまな企業のプロジェクトを経験した」という実績は、案件を受注する際にたいへん重宝するからです。

独立すれば会社員のような時間の制約がなくなるので、自由な働き方が可能となります。

以下の記事では、SESから転職を成功させる方法について解説していますので、ぜひ併せてお読みください。

SES優良企業には未経験でも転職できる?

未経験からでも、SES優良企業には高確率で転職できます。

エンジニア不足が深刻化している現代なので、ポテンシャル採用を積極的に行う企業も増えているからです。

未経験からの転職を狙うのであれば、企業に貢献する意欲やITへの関心を示すことが重要になります。

そして成功率を上げるなら、「関心がある」「勉強している」と口で言うだけでなく

  • 独学で培ったスキルで成果物を作成した
  • IT関連の資格を取得した
  • クラウドソーシングサイトで開発案件を獲得し、納品した

といった「結果として残るアピールポイント」があるとより良いでしょう。

ただ優良企業とはいえ、未経験だと最初のうちは、担当できる案件が小規模な企業だったり、雑用メインだったりと条件がイマイチであることも多いです。

じっくりとめげずに実務経験を積み、時間をかけて大きな案件や大手企業への就業を狙うのが得策です。

また以下の記事では、未経験からSESに転職するノウハウについて言及していますので、ぜひお読みください

SES企業へ転職する際におすすめの転職エージェントは?

優良なSES企業への転職を検討しているのであれば、未経験でも転職成功率98.7%以上を誇る「活学キャリア」がおすすめです。

こちらは「IT研修付きで給料をもらいながら学習できる未経験求人」を豊富に取り扱っている転職エージェントで、未経験でも最短2日でITエンジニアへ転職できるのが最大の特徴です。

また活学キャリアはコンサル型の転職支援となっており、同一の担当者が支援を行ってくれるため、内定率とマッチ率を極限まで上げることが可能です。

もちろん未経験、文系でPCスキルゼロの方も大歓迎な内容となっていますので、これから優良SES企業への転職を狙う方、また転職までに時間をかけられない方はぜひご検討ください。

まとめ:SES優良企業で理想のキャリアを築こう

SES優良企業はスキルアップや充実した福利厚生など、魅力的な条件が豊富です。
転職時には企業の情報収集を徹底し、自分の譲れない条件を明確にすることが大切です。

優良企業で働くことで良質な経験を積みつつスキルアップし、安定したキャリアを築いていくことが可能になります。
理想のキャリアを実現するため、SES優良企業への転職を目指してみるのもいいかもしれません。

SESブラック企業を選択しないためにも、IT専門の転職エージェント活学キャリアの活用がおすすめです。

転職成功者インタビュー

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