SESが転職すべきベストタイミングはいつ?成功する秘訣も徹底解説!

結論、動きやすいのは契約更新月評価面談直後賞与支給後
避けたいのは大型リリース直前重大障害対応中などの繁忙ピークです。

年数に縛られず、いまの成長実感と準備状況で判断しましょう。

本記事はOK/NG時期の見分け方から、内定後の入社日設計までをコンパクトに解説します

本記事を読んでわかること
  • ベストタイミングの判断基準(契約更新/評価面談/賞与)
  • 避けるべきNG時期と例外対応
  • 経験年数別の動き方(1〜3年目)
  • 内定→入社までの目安4〜6週と退職手順チェック

エンジニアは転職によってキャリアアップしていけると聞いても、いつ転職したらよいのかわからず、なんとなく今の仕事を続けているというエンジニアは多いです。

時期の最適化や入社日の調整が不安なら、IT転職に強い活学キャリアで無料相談できます。

目次

SES転職のベストタイミングは?

この章では「いつ動くべきか」を3つの指標(契約更新・評価面談・賞与)で即判定できるように整理します。

あわせて避ける局面(大型リリース直前/重大障害対応中)と、案件途中でも円満に進めるための例外対応を示します。

SES転職のベストタイミングは?
  • 案件の契約更新時
  • 評価面談直後
  • 賞与支給後30日以内
  • スキルアップが限界に達したとき
  • 資格を取得したとき
  • 実務経験が十分に積めたとき
  • 転職のタイミングと勤続年数は関係ない
  • 転職先決定後1~2ヶ月が最適なタイミング
  • 避けるべきNG時期(大型リリース直前/重大障害対応中)

案件の契約更新時

いちばんスムーズに転職できるのは、今働いている案件の契約期間が終わるタイミングです。
多くの現場は四半期区切り(1–3月/4–6月/7–9月/10–12月)で更改します。

・更新45〜60日前に退職意思を提示→引継計画と後任アサインを調整
・クライアント通知は所属会社経由で実施(個別交渉は避ける)
・最終出社日はリリース直後締め作業後に設定すると摩擦が少ない

ちょうど契約が終わるタイミングで退職すれば、所属企業にもクライアントにも迷惑をかけずに退職でき、プロジェクトの引継ぎもつくらずに済むのでおすすめです。

退職すると決めたら1か月ほど前に伝えるべきとされますが、企業によっては早めに契約継続の手続きを行う場合もあるので、2か月前には伝えておくと安心です。

とはいえ、退職を伝える時期は、法律上では2週間前でも問題ありません。

評価面談直後

評価面談が終わった直後は、直近の実績・評価理由が書面で揃っており、推薦材料として活用しやすい時期です。
昇給・役割の提示内容を踏まえて、内定時の年収交渉やポジション指定が進めやすくなります。

・賞与支給後30日以内
賞与の未払いリスクを回避でき、社内調整もしやすいタイミングです。
支給月から逆算し、最終出社日を翌月上旬に置くと手続きがスムーズ。
会社規定(支給対象在籍日など)は事前に確認しておきましょう。

スキルアップが限界に達したとき

「同じ作業が3か月以上続く」
「学習時間を確保しても役割が広がらない
——そんな停滞サインが出たら転職の好機と言えます。

・直近半年の担当範囲・成果を箇条書き化
・次の現場で伸ばしたい技術領域(例:クラウド/IaC/自動化)を明文化
・面談では「現場制約で任せてもらえない仕事」を事実ベースで説明

多くの場合、SESは契約時に決められた業務しかできませんが、同じ業務を永遠にやっていては成長につながりません。

資格を取得したとき

合格直後は評価が上がりやすく、転職の追い風。
特にAWS認定(SAA/SSA)CCNA/CCNP基本/応用情報Java Silver/Goldは即効性が高いです。

・履歴書は合格年月学習時間を明記
・面接では資格で学んだ内容を現場へどう適用するかまで語る

プログラミング系やクラウド系の領域は特に人手不足なので、実務経験が無くても資格を取得していれば転職の際、高く評価してもらえます。

資格は難易度も取得のためにかかるコストも様々なので、自分の忙しさやスキルに合った資格を取ることが大切です。
以下の記事では、人材市場で評価される資格について難易度別で紹介しています。

実務経験が十分に積めたとき

1年以上または3年前後の実務で評価が安定してきたら、キャリアを一段上げる好機。

・テスト/運用監視/障害対応/簡易自動化などで再現可能な成果をまとめる
・ジョブローテで追加責務を担った実績(手順整備・教育・小規模リード等)を可視化
・次の現場で「任せてほしい範囲」を職務要件に沿って提示

特に1年以上、3年前後の実務経験を積んでいれば、転職市場でもエンジニアとしてのキャリアアップを目指しやすいです

転職のタイミングと勤続年数は関係ない

年数より成長曲線と評価タイミングが重要。
以下のいずれかに当てはまれば“動いてよい”合図です。

・契約更新の45〜60日前
評価面談直後(評価の根拠が揃っている)
賞与支給後30日以内(金銭トラブルを避けやすい)

SESの場合は勤続年数に関わらず、もっと成長できる環境で働きたいと思ったその時に決断すべきです。

転職先決定後1~2ヶ月が最適なタイミング

内定後は4〜6週間での入社が目安。
引継と手続きを無理なく終えられます。

【推奨スケジュール例】
Day1:内定承諾→翌営業日に退職申出
Week1–2:引継書作成/後任レクチャ/貸与品棚卸し
Week3–4:有給消化・社会保険/雇用保険手続
Week5–6:最終出社→入社 入社日の調整や現場との日程交渉は、IT特化の活学キャリアに任せればスムーズです。

避けるべきNG時期(大型リリース直前/重大障害対応中)

・大型リリース直前
・重大障害対応中
・月次/四半期締め直前は避けるのが無難です。

引継ぎ不足や評価低下のリスクが高まります。
代替案として、リリース直後や障害収束後+1〜2週間に最終出社日を置くと現場負担を抑えられます

早めに転職すべきタイミングの人

技術・稼働・健康・報酬のいずれかで成長や生活が止まる兆候が出たら“早めに動く”サインです。
例)「評価面談で役割が1年間変わらず、学習しても担当が広がらない」など。

判断に迷うときは、更新月や賞与後の動きやすい月に合わせて設計しましょう。

ここでは、転職すべきタイミングが来ているときのサインを4つ解説していきます。

技術を伸ばせない環境

3か月以上同一タスクの繰り返し/自動化や改善提案が通らない
――は停滞のサイン。

①直近半年の担当範囲と成果を箇条書きにする 
②次の現場で伸ばしたい技術領域(例:クラウド/IaC/自動化)を明文化 
③面談では「現場制約により任せてもらえない業務」を事実ベースで説明。

モチベーションが落ちてしまうだけでなく、実務経験が積めないまま時間が過ぎてしまうと転職する際に実力がない人材として評価を下げられてしまいます。

ブラック回避の観点は「SES企業ブラックリスト公開!ホワイトSESの見極め方も紹介」でチェック。

待機期間が長い

待機期間が続くと、スキルの鈍化と収入不安の両リスクになります。

①営業に待機の原因と次回アサイン条件を明確化依頼 
②スキル証跡(学習ログ・小課題・自動化スクリプト)を用意 
更新45〜60日前に転職活動へ切替。待遇・稼働実態は内定前に現場ヒアリングで確認。

SESは常に現場でスキルを実践することでこそ実践的な力がついて市場価値を高められるので、スキルが鈍ってしまう「待期期間」が長い企業では成長できません。

精神的に限界を感じる

長時間労働・人間関係ストレス・深夜対応の常態化は要注意です。

業務量の見える化(稼働時間・夜間呼出し回数) 
②配置転換/環境改善を社内相談 
③改善不可なら評価面談直後賞与後30日以内に退職・入社日を設計。

長時間労働が習慣化していたり、人間関係がうまくいかない現場でストレスを抱えたりすると、健康に悪影響が出てしまいます。

今の職場で働き続けるのはしんどいと感じたら、転職を考えましょう。

トラブル懸念が強い場合は退職代行ガイドも参照してみてください。

年収を上げたい

「成果は出しているのに給料が追いつかない」
——そう感じた瞬間こそ、市場で“自分の値段”を更新するチャンスです。

①直近の定量成果(障害復旧件数、工数削減、運用自動化ステップ等)を数値化 
②評価されやすい資格(例:AWS SAA/CCNA/応用情報/Java Silver)を補強 
元請/自社開発/社内SEなど年収レンジの高い選択肢を比較。

年収相場や交渉は「SESの年収事情!給料を上げる方法」を参照してください。

必要なら活学キャリアで入社日と年収の同時調整が可能です。

SESからタイミング良く転職するためのコツ

内定承諾から入社までは4〜6週間が目安。
更新月の45〜60日前に退職意思を出し、評価面談や賞与のタイミングと合わせてスケジュールを組むとスムーズです。

ここでは「退職手続きの段取り」「入社日の合わせ方」「例外時の対処」をコンパクトにまとめます。

転職先が決まったら退職を進める

退職は早めの段取りがカギです。

・まず就業規則で退職届の提出期限と様式を確認
更新45〜60日前を目安に所属会社へ意思表示(営業担当経由が基本)
・引継ぎ計画(担当業務/手順書/後任レクチャ)を先に作ると摩擦が少ない
・保険・年金・雇用保険などの書類手続きは最終出社日から逆算
・最終出社日は大型リリース直後や締め作業後に設定すると現場が回しやすい

転職先がきまったら、スムーズに退職するために、なるべく早めに就業規定を確認し、スケジュールを立てていきましょう。

退職届は提出する期限が定められている場合も多いですが、なるべく1か月以上前に出すのがおすすめです。

転職エージェントと連携して時期を調整する

入社日の調整や内定承諾期限の交渉は、エージェントに任せると確実です。

・現職の更新月/有休残/評価面談日を共有し、最適な入社日を逆算
・内定先にはエージェントから入社日候補を提示して調整してもらう
・引越しや貸与品返却などの事情も先に伝えると、トラブルを避けられます

※ITに強い活学キャリアなら、現場と入社日のすり合わせまで並走してくれます。
資格取得支援から優良IT企業の紹介、さらに提出書類の添削、面接の練習まで、もれなくサポートしてくれます。

言い出しにくい場合は退職代行を活用する

上司に伝えづらい・引き止めが強い場合は退職代行も選択肢です。

・会社連絡の窓口を一本化でき、即日対応のケースもあり
・退職届の提出、貸与PC・セキュリティカードの返却手順は事前に確認
・最終出社日と有休消化の扱いは書面で合意しておくと安心

詳しい流れは社内記事「SES退職代行で即日対応!トラブル回避・安心して辞めるための完全ガイド」で確認できます。

退職について上司に言い出しにくかったり、会社に行くのが難しかったり、引き留めにあうのが怖いという場合は、退職代行サービスを活用しましょう。

SESから転職するための退職手順

SESから転職するには、情報収集などの準備を十分に行うことが大切です。
転職先が決まって実際に退職する際には、上のようなステップで進めましょう。

まずはなるべく早く就業規則にある退職条件を確認し、どんな届け出を出さなければいけないのかを確認しておきましょう。

民法第627条1項では2週間以上前に知らせれば退職できることになっていますが、あくまで就業規則に従っておくことで、トラブルなく退職することができます。

特に退職届については、出す期限や内容、書き方が定められている場合もあるので必ずチェックしておきましょう。

また、その他の退職書類には健康保険や厚生年金・失業保険に関するものなど様々なものがあるので、人事部に確認しながら進めましょう。
場合によっては、年金事務所健康保険組合にも手続きを行う必要があり、時間と労力がかかるので、次の仕事の開始に間に合うように計画するのが大切です。

SESが退職する際の注意点や気を付けたいポイントについては以下の記事で特集しているので、確実に知りたい方はぜひ参考にしてみてください!

SES退職時の注意点とリスク対策

退職後のリスクを最小限に抑えるためには、契約書や就業規則をしっかりと確認し、可能な限り円満に退職できるように調整したいですよね。

ここではSESが退職しようとしたときに起こりがちなトラブルと、それぞれへのベストな対処法を紹介していきます。

プロジェクト途中での退職はどうする?

プロジェクトの途中で退職すること自体は問題ありません。
プロジェクトの契約はSES企業とクライアント企業に行われているので、基本的にはいつ退職しても大丈夫です。

実際に、民法第627条1項では2週間以上前に通達すれば契約期間内であっても退職することができるので、法律上の問題もありません。

ただし、本当に退職の2週間前のようにギリギリになってから伝えると、引継ぎに十分な時間がなく、業務に支障が出ることになります。

円満に退職するのであれば、退職までに十分な時間をとっておくようにしましょう。

退職を拒否されたら

退職を伝える際は、所属しているSES企業の、自分の営業担当に伝えることになります。
労働契約法に基づけば、正当な理由があれば退職を拒否されることはありません。

それでも難色を示されたら、退職理由として、自身のキャリアや精神的な理由、あるいは家庭の事情など、誠実に理由を説明しましょう。

また、どうしても話し合いが難しければ、退職代行サービスを利用したり、法的な観点からアドバイスをもらうために、労働基準監督署などに相談したりしてみましょう。

就業規則違反を防ぐための事前確認

契約内容や就業規則に退職に関する条項が含まれていることが多いです。

例えば、退職を伝える期限や引き継ぎの義務、プロジェクト終了前の退職に関する規定などがあれば、退職について動き出すより前に必ず確認しておきましょう。

経験年数別の動き方とベストタイミング

転職したくても、今の自分がITの人材市場でどれほど評価されるかわからないという方も多いです。

ここでは、SESとしての勤務経験年数別で、どんな職種に転職することができるのか、また、どのようなタイミングで転職すればよいのかを解説していきます。

SES1年目の転職先とタイミング

勤務年数が1年ではまだスキルや経験が浅いため、転職先はスキルに関する研修制度や資格支援制度を備えた会社のプロジェクトが理想的です。

職種としては下流工程メインのシステムエンジニア、インフラエンジニアがおすすめです。

システムエンジニア
(下流工程)
実務経験が不足していても採用される場合が多い
システムエンジニア
(上流工程)
下流工程の実務経験+資格取得・自主学習等を行っていればポテンシャル採用あり
SIer取得している資格、自主学習や実務経験の内容が評価されれば可能
社内SEクラウド系の資格などを取得していればポテンシャル採用される

SESとしての実務経験が半年~1年間あり、資格などの自主学習の成果があればこれらの仕事に転職することができます

今の所属企業では成長につながるような実務経験を積む機会がないと感じたときや、市場価値の高い資格を取得できた時が転職のチャンスです。

SES2年目の転職先とタイミング

2年目はスキルの習得や経験が一通り終わる頃であり、自分のキャリアをどう進めるかを考える時期です。
経験によっては開発系へ進んだり、フリーランスを狙うこともできるので、転職の幅が広がってきます。

自社開発企業スキルによっては可能。プログラミング系の資格取得必須
社内SE経験によっては採用されることがある
システムエンジニア
(上流工程
下流工程で十分な経験があると判断されれば可能。
自己学習が認められればポテンシャル採用される可能性あり          
フリーランス安定性は無いが仕事はある

経験年数や内容が少なくても、実務経験が1年以上あるエンジニアは人材市場ではとても貴重なので、ポテンシャル採用されることが多いです。

自主的に資格を取得するなどしてスキルアップすることで採用率が大きく上がるので、ぜひチャレンジしていきましょう。

SES3年目の転職先とタイミング

SES3年目ともなると、十分な実務経験があり技術的なスキルやプロジェクト経験が豊富な人材として幅広い職種で評価されていきます。

今の仕事を続けたい理由がないのであれば、今のタイミングで転職していけばより専門的なキャリアに進むことができるようになります。

SIer大手企業を含むSIerが目指せます
自社開発企業経験や実績が評価されて採用される可能性が高い
社内SE経験や実績が評価されて採用される可能性が高い
フリーランス安定して案件を獲得できる可能性が高い
ITコンサルタントITに力を入れている企業にて採用される可能性がある              

目標としている仕事があるのであれば、プロジェクトが終わるタイミングや契約が終わるタイミングで転職してみましょう。

各経験年数での転職を成功させるタイミングの見極め方

どの年数であっても、スキルアップの実感を感じにくくなってしまったときや、スキルや成果に見合った収入が得られていないと感じたときに活動をはじめましょう。

社内での昇給・昇格のチャンスが特に少ないSESは、転職によって自分に適したキャリアを選択していく必要があります。

自分のスキルや資格での適正年収はどのくらいか、目標とする職種にあとどのくらいで就けるのかを知り、自分が成長していける環境で働くことで、スキルアップとキャリアアップを同時に叶えることもできます。

転職時期を間違えないための注意点と具体的な準備

SESの契約は所属企業とクライアントが交わしているので、SES自身は、所属企業の営業担当に伝えれば大抵はいつでも辞めることができます。

とはいえ、実際に転職をするのは前職のプロジェクトが終わった時や契約が更新される時など、退職および引継ぎの準備がしやすいタイミングにしましょう。

ちょうどよいタイミングが見つからない場合は、転職エージェントに相談してみることで、スムーズに転職する方法を教えてもらえることもあります。

SES転職のタイミングに関するよくある質問

転職したほうがキャリアのために良いとわかっていても、不安なことがたくさんあって、行動せずに終わってしまうという方は多いです。

ここでは転職のタイミングについて検討している方が良く質問されることを6個紹介していきます。

SESは3年で転職するべき?

SESは、基礎的なスキルがすべて身につくのに必要な期間は、平均で3年ほどだと言われており、求人の募集要件にも「エンジニア経験3年以上」とされている場合が多いです。

とはいえ、SESは自分のスキルに見合った現場で働くことでこそ成長できるので、実際には期間にとらわれず、転職したいと思ったときに転職するのが一番おすすめです。

SESからの転職は難しい?

SESは業務のなかでプログラミングスキルが身につきにくいため、開発をはじめとしたほかのIT専門職に転職するのは難しいと言われることがあります。

しかし、自分でプログラミングを勉強したり、資格を取得したりすれば、今の仕事でプログラミングを扱っていなくても開発に転職することは十分できます

また、転職エージェントに相談して研修・育成制度が充実している会社に転職すれば、実務経験を積んでいくこともできます。

半年で退職するのはあり?

もちろん、SESは契約上いつでも辞められますし、自分がもっと成長できる場所に出会いたいと思ったときに転職するのが最高のタイミングです。

ただし、勤続年数の少なさは転職時に不安材料とされてしまうことがあります。

面接で退職理由を質問されたら「当初から契約期間が短い案件だった」というように説明しましょう。

一方で、「実際に働いてから自分が本当に伸ばしたいスキルが分かった」というように、前向きな理由を答えれば行動力をアピールするチャンスにもなります。

プロジェクト途中で辞めても平気?

ここまで見てきたように、SESは基本的にいつでもやめることができます。
実際に民法第627条では、「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。」とされていおり、申し出てから2週間で退職できます。

とはいえ、どうしてもプロジェクトの進行中のタイミングであっても退職しなければいけない場合には、やはり今のプロジェクトに影響を及ぼしてしまうことが多いです。

なるべく、会社に伝える前に、プロジェクトのリーダーのようなチーム内の相談できる人にも相談するようにしましょう。

退職を引き止められることはある?

プロジェクト中などのタイミングでは特に、営業担当などから退職を止められる場合があります。

法律上はいつ辞めても問題ないのに、「引継ぎが不十分だと後々トラブルになる」とか「今のスペックでは良い転職先は見つからない」というように不安を掻き立ててくる場合には注意が必要です。

どうしても退職したい旨を理解してもらえない場合には、退職代行サービスを利用しましょう。

損害賠償を請求されることはある?

たとえプロジェクト中の退職となっても、損害賠償が請求されることはありません。

また、所属企業から執拗な引き止めにあったとしても、所属企業と正社員契約を結んでさえいれば、民法第627条が適用されて退職の申し出から2週間後に退職できます。

さらに労働基準法第16条では、そもそも契約の条件のなかに、「契約が守られなかった際に損害賠償や違約金を請求する」というような条件を入れてはいけないと決められています。

安心して転職活動を始めましょう。

転職を決めたら誰に相談したらいい?

転職を決めたら、必ず自分の所属企業の営業担当に相談するようにしましょう。

その際に転職する理由や求めている働き方・待遇などを伝えることで、今の会社のままで参加できるほかの案件を紹介してもらえる場合もあります。

クライアント側には、基本的には直接伝える必要はありませんが、プロジェクト進行中の忙しい時期などに転職しなければいけない場合は、スムーズに引き継ぐためにも相談しておくとよいです。

SES転職のタイミングに最適なおすすめエージェント

転職を成功させるために大切なのが、自分に合った転職エージェントに出会うことです。
自分で求人を探すことも大切ですが、採用のプロであるエージェントは、公開されていない求人の紹介や、スケジュール調整の代行など、様々なサポートをしてくれます。

企業によって得意としている領域や実績も異なるので、自分が今の転職で何を目指しているかに合わせてエージェントを選ぶことが大切です。

ここでは6つの転職エージェントについて、実績や得意とする分野について解説していきます。

活学キャリア

活学キャリアは、未経験や初級ITエンジニアに特化した転職支援サービスです。

非公開の優良企業案件を多数取り扱っているのが強みです。

企業の文化や働きやすさなど、求人情報には表れにくいポイントも詳しくお伝えし、ミスマッチのない転職支援が特徴で、満足度も98%と高水準です。

特にSESやSIer業界での転職支援に強みを持つため、業界経験者はもちろん、未経験者にもおすすめです。

活学キャリア公式サイト

Geekly

GeeklyではIT人材年収診断などのサービスも提供しており、ITエンジニア転職だけでも支援実績も8600人と豊富な実績が魅力です。

リモートワークやフレックスタイムといった多様な働き方を含む求人が、ITエンジニアだけでも26,000件と充実していることに加え、非公開求人も豊富に扱っているという魅力もあります。

働きながらの転職に成功した例が86%、平均年収がアップした例が81%と実績も確かなので、確実にキャリアアップできる職場に短期間でも転職したい方にお勧めです。

⇒Geekly転職支援サービス案内

マイナビIT AGENT

マイナビといえば転職サイトで有名ですが、中でもエンジニア職の転職に特化し専任のエージェントにサポートを受けられるのが、マイナビIT AGENTです。

求人数は約28,000件と豊富で、非公開の求人も5,000件に及ぶので、ここでしか出会えない職場に出会えます。

また、70%以上の利用者が年収アップを成功させてるので、確実に自分に見合った現場に出会いたいという方におすすめです。

⇒マイナビ IT AGENT公式サイト

dodaエンジニアIT

総合転職サイトとして有名なdodaのITに特化した部門です。

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エージェントサービスや年収査定を無料で受けることもできるので、自分で求人を見ながらも専門家のサポートを受けて仕事を探したいという方におすすめです。

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レバテックキャリア

IT業界に特化した転職サービスを提供しているレバテックキャリアは、IT・Webに特化した求人が41,803件と豊富に掲載されています。

業界に特化しているからこそ業界の転職市場に精通しており、ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1にも挙げられています。

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転職、就職といった人材サービス最大手のリクルートでも、IT転職のエージェントサービスを提供しています。

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対面・電話で自分の希望や経験を直接キャリアアドバイザーに伝えることができ、実際に応募する際には書類添削、さらには年収の交渉まで無料で依頼できます。

スマートに転職活動を進めつつ、ベストな職場に出会いたいという方にお勧めです。

⇒リクルートエージェント公式HP

SES転職のタイミングに迷ったらプロに相談しよう!

SESにとって、適切なタイミングで適切できるかどうかはキャリア全体に関わる問題です。

新しい環境にチャレンジしたいと思ったときに勤続年数に関係なく転職に挑戦することで、自分に合った環境に出会うことができます。

退職に際しては様々な手続きが必要になるのでスケジュールを考える必要がありますが、転職エージェントを活用していれば入社時期の調整も含めて依頼できます。

自分のポテンシャルに見合った会社に出会うためにも、スムーズな転職を実現していくためにも、ITの転職に特化したプロに相談することがおすすめです。

活学キャリアでは、タイミング設計や入社日のすり合わせまで、無料で伴走します。
迷ったら活学キャリアの無料相談からはじめてみてください。

活学キャリアの転職成功者インタビュー

どのように就職活動をされたのですか?

実際に就活を始めようと思ったのですが、思いの外IT企業が多く衝撃を受けたことは今でも覚えています。

それだけ会社があるにもかかわらず、傍から見るとどの会社も同じに見えてしまって、企業選びに凄く苦労しました。

当時の私は、IT業界の裏側を全然知らなかったので、あまり深く考えずとりあえず何社か受けて内定をもらった会社に入社することにしました。

入社後の業務ではどのようなことをやっていましたか?

内定をいただいた時に業務内容の確認をしたのですが、その時は「ITコンサル」と言う風に言われました。

ですが、実際に入社すると、研修と称して何故か携帯ショップの販売員をさせられることになりました。

確かに社会人として、対人スキルを磨く必要が有ることの重要性は分かっていたので、最初は渋々頑張っていました。

しかし、半年たってもこの状況が変わらず、いつになったらこの研修が終わるのかすら見当が付かないなかで、この会社で頑張っていくモチベーションが湧かなくなってしまい転職しようと決めました。

その中で活学キャリアの利用を決めた理由はなんですか?

私が活学キャリアを利用することに決めた理由は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、担当カウンセラーの中里さんのお人柄です。

中里さんとカウンセリングをしながら自分の転職軸を整理していた時に、言ってくれた「自分の欲望を全開にして良いんだよ」という一言がとても印象に残っています。

これまでは、仕事に対して「何かを犠牲にして頑張らなければならない」という思い込みがあったんです。

しかし、その言葉を聞いた瞬間、まるで重荷が取れたように気持ちが楽になり、自分らしく働くことの大切さを改めて感じました。

2つ目は、学習のサポートが充実していたことです。
前職での業務内容から、私はIT未経験者扱いになってしまい、スキル面での不安がありました。

しかし、活学キャリアを使って転職活動中の人限定で、通常は30万円ほどかかる併設スクールの講座を無料で受けられる制度があったんです。

これにより、学びのチャンスが得られるという点が、活学キャリアを利用する大きな決め手になりました。

これが後々大きく効いてきたんですよね。

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この記事の監修者

s

エンジニア・講師

山本 忠輝

東京大学大学院において宇宙関係の研究に従事。その後はIT開発の現場に身を置き、エンジニアとしての実務経験を積みながら、人事としての採用・育成にも携わる。現在は活学ITスクールの講師としても活動中。業界歴は14年におよび、現場と人事の両視点から未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。

この記事の監修者

s

谷川 昭雄

株式会社ラストデータ 代表取締役/元Earth Technology創業者

IT未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。
2013年に「英語×IT人材」に特化したEarth Technologyを創業し、年商18億円企業へと成長。2021年には株式会社ラストデータを設立。未経験から活躍できるエンジニアを多数輩出。累計5,000名以上のキャリア支援を行う。

IT業界歴は17年以上におよび、未経験者向け転職支援・エンジニア育成のプロ。

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