【2025年最新版】ネットワークエンジニアの将来性は?需要とキャリア戦略を解説

ネットワークエンジニアの将来性はあるの?

クラウドの普及でネットワークエンジニアは仕事がなくなるんじゃ?

ネットワークエンジニアは人手不足の状況のため、需要が高い職種です。
ネットワークエンジニアの求人は比較的多く、完全未経験であっても積極採用をする企業が増えています。

とはいえ、中には「ネットワークエンジニアって安定した職業なの?」「今後の需要が減るのでは?」という意見もあり、将来性について不安視する人も多いでしょう。

本記事では、2025年以降も活躍できるネットワークエンジニアのリアルな将来性と、キャリアの考え方をわかりやすく解説します!

トピックス
・ネットワークエンジニアの需要と今後の動向
・市場価値の高いエンジニアになるためには?
・クラウドの時代に求められるのは?

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ネットワークエンジニアを目指したい人は、ぜひこの機会にご相談ください。

なお、ネットワークエンジニア以外にもインフラエンジニアについて知りたい方は、以下記事をご覧ください。
インフラエンジニアの将来性を、「インフラエンジニアはやめとけ」といわれる理由や実情を交え解説しています。

目次

ネットワークエンジニアの需要は今後も伸びる

結論から言うと、ネットワークエンジニアの需要は今後も伸び続ける見込みです。

参考元データ:「IT人材分野別の不足数予測(2020〜2030年)」

ネットワーク系人材の不足は2030年までに約3倍へ。インフラ分野の中核として需要は右肩上がりです。

このグラフが示すように、ネットワーク・セキュリティ・アプリ開発のすべてで人材不足は深刻化しています。
特にネットワーク系は、リモート対応・クラウド基盤の拡大でさらに必要とされています。

企業のクラウド導入が進み、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが本格化する中で、既存のネットワーク構成を見直す動きが広がっているのです。

こうした背景により、ネットワークの基礎に加えてクラウド、セキュリティ、自動化技術といった横断的なスキルを持つ人材が強く求められています。
いまや「ネットワークのみを扱う職種」という枠にとらわれない柔軟な役割が主流になりつつあります。

その結果として、「ネットワークエンジニア」という職種名そのものの求人数は減っているように見えるかもしれません。しかし、それはニーズの消失ではなく、職域の拡張と統合によるものです。

ネットワークエンジニアとして今後も活躍していくには、最新技術への理解を深めながらスキルセットを磨き続けることが不可欠です。
進化に適応できるエンジニアは、これからの時代でも高い評価を受けるでしょう。

ネットワークエンジニアはオワコン?将来性が高い理由 

ネットワークエンジニアは将来性が高い職種です。
その理由には、主に下記の5つがあります。

  • ライフラインを守る重要な役目だから
  • ネットワークセキュリティ強化が重要視されているから
  • インフラや産業を持続可能なものにできる職種だから
  • DXで人材ニーズが拡大しているから
  • クラウド化が進んでいるから

ライフラインを守る重要な役目だから 

ネットワークエンジニアの将来性が高い理由は、ライフラインを守る重要な役目を担っているからです。

万が一災害によって水道や電気が止まってしまった場合でも、インターネットの接続は絶えず保たれ、必要不可欠な情報やサービスを得られる手段として利用できます。

ネットワークエンジニアは、オンラインシステムが正常に稼働するよう保守管理、また修繕を行っており、現代において必要不可欠な存在といえます。

ネットワークセキュリティ強化が重要視されているから

テレワーク・リモート作業の急増や業務のオンライン化が進むにつれ、これまで以上にセキュリティ強化が求められています

ネットワークエンジニアの仕事はセキュリティ管理も含まれるため、情報保護の観点からも重要な立ち位置です。

また万が一、サイバー攻撃を受けた場合でもシステムに影響が出ないよう設定する役目も担っています。通信環境に限らず、情報を守る意味でもネットワークエンジニアは将来性が高いといえます。

インフラや産業を持続可能なものにできる職種だから 

インフラや産業を持続可能なものにできることもネットワークエンジニアの将来性が高い理由です。

国土交通省ではインフラDXを推進しており、デジタル技術を活用して公共サービスを変革する取り組みを行っています。

その土台を支えるネットワークエンジニアは社会的な意義が高い職種であるといえます。

DXで人材ニーズが拡大しているから

日本企業の多くは、いまだに古いネットワークやオンプレミス環境を使い続けており「レガシーシステムからの脱却」が大きな課題となっています。

政府や大手企業が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)の流れにより、既存ネットワークの刷新が求められており、設計から導入・運用まで担えるエンジニアの需要が急増しています。

特に、金融・医療・自治体などの分野では、大規模なネットワークの再設計が進行中です。

クラウド化が進んでいるから 

クラウド化が進んでいるのも、ネットワークエンジニアの将来性が高い理由です。

クラウドサービスの普及に伴い、クラウドインフラストラクチャの設計・運用・セキュリティ管理が重要視されています。

クラウド環境では、複雑なネットワーク構成が必要となるため、ネットワークエンジニアのスキルが重要です。

また、クラウドリソースを最適に利用するためには、高いネットワークパフォーマンスが求められます。

帯域幅の管理や遅延の最小化など、クラウド環境のネットワークを最適化するためにもネットワークエンジニアは欠かせない存在です。

ネットワークエンジニアの仕事内容はこう変わる

従来、ネットワークエンジニアといえば「ルーターやスイッチを設定し、ネットワークを安定稼働させる」役割が中心でした。

しかし、クラウドや自動化技術の普及により、求められる業務内容は大きく変化しています。

今や“ネットワークだけできればいい”時代ではなくなり、インフラ全体を理解した上で、柔軟に技術を横断できるエンジニアが評価されるようになっています。

ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアへ【比較表あり】

企業インフラの多くがオンプレミスからクラウドへと移行している今、ネットワークエンジニアもクラウド領域に対応できる人材が求められています。

以下に、ネットワーク・クラウド・セキュリティエンジニアの仕事内容と必要スキルを比較してみましょう。

項目ネットワークエンジニアクラウドエンジニアセキュリティエンジニア
主な役割ネットワークの設計・構築・運用・保守クラウド基盤の設計・構築・運用システム全体のセキュリティ対策・運用
主なスキル・技術ルーティング、スイッチング、VPN、OSPF等AWS/Azure、VPC設計、IAM、IaC(Terraform等)FW、WAF、IDS/IPS、ゼロトラスト、脆弱性対応
よく使うツール・資格CCNA、CCNP、WiresharkAWS SAA、GCP ACE、Ansible、TerraformCompTIA Security+、CISSP、Nmap、Splunk
活躍フィールドオンプレミス、データセンター、社内LANクラウドベースのシステム、ハイブリッド環境金融・医療・官公庁など高セキュリティ領域

ネットワークエンジニアはクラウド・セキュリティと連携する場面が増えており、領域を越えたスキルの獲得がカギとなります。

ネットワークエンジニアがこれから習得すべき最新の技術・スキル

今後のネットワークエンジニアに求められるのは、「自分の担当領域だけでなく、クラウドや自動化も見据えたスキルセット」です。
以下のような技術の習得が、将来のキャリアアップを左右します。

✅今後求められる主要スキル一覧
・IaC(Infrastructure as Code)
 TerraformやAnsibleなどを使って、ネットワークやサーバーの構成をコードで管理・自動化する技術。

・クラウドネットワーク構築(AWS/GCP/Azure)
 仮想ネットワーク(VPC)、セキュリティグループ、ルートテーブル設計など、クラウド上でのネットワーク構成力。

・セキュリティ知識(ゼロトラスト設計など)
 ネットワークレベルでのセキュリティ強化が重要視されている今、ゼロトラストモデルへの理解が必須。

・API活用・自動化スクリプト(Python, Bashなど)
 ネットワーク監視や運用タスクをスクリプトで効率化できる力。

「オンプレミスだけ」はもう通用しない?

かつては企業のITインフラといえば、物理サーバーやルーターを社内に設置して運用する「オンプレミス」が主流でした。
しかし現在では、クラウドサービスの普及によって、企業のインフラ環境は大きく様変わりしています。

完全なオンプレミス構成ではなく、クラウドと社内環境を連携させた“ハイブリッド構成”がスタンダードとなりつつあります。
この潮流に乗り遅れたエンジニアは、将来的に携われるプロジェクトの幅が限定される恐れがあります。

すでに現場では、「オンプレしかわからない」といったベテラン技術者が、新しい案件にアサインされず、長期間“待機”となるケースも出始めています。

もっとも、オンプレミスが完全に不要になることはありません。
金融・医療・官公庁など、高いセキュリティ基準や厳格な管理が求められる分野では、今後も一定の需要が残ると考えられます。

だからこそ、オンプレミスの知識を活かしながら、クラウドやハイブリッド環境にも対応できる柔軟なスキルセットが、これからのネットワークエンジニアにとって強みとなるのです。

ネットワークエンジニアで将来性を高めるためには?

ここでは、将来性の高いネットワークエンジニアになるために必要なスキルを以下5つ、解説します。

  • クラウド上でのインフラ構築スキル
  • ネットワーク仮想化スキル、プログラミングスキル
  • ネットワークセキュリティの知識
  • マネジメントスキル
  • 英語力

ネットワークエンジニアとして活躍するには、クラウド化や時代のニーズの変化から、専門性の高いスキルが求められます

なお、以下の記事では、ネットワークエンジニアに必要なスキルや向いてる人を詳しく解説しているため、参考にしてください。

クラウド上でのインフラ構築スキル

ネットワークエンジニアに求められるスキルの一つに、クラウド上でのインフラ構築スキルがあります。

インフラ構築とは、システムを稼働するために必要な基盤をつくること。具体的には、ITインフラの設計や構築、運用保守管理を行うスキルを指します。

クラウドサーバーを利用する企業が増えたことでITの基盤を支えるスキルが扱えるネットワークエンジニアの需要は高いです。

クラウド上でのインフラ構築スキルを習得しておけば、ネットワークエンジニアとしての転職に役立つでしょう。

ネットワーク仮想化スキル、プログラミングスキル

ネットワーク仮想化スキルプログラミングスキルも必須スキルとして学んでおきましょう。

ネットワーク仮想化とは、ルーターやロードバランサーなどを使用した従来型のネットワーク機器を、ソフトウェアベースのネットワークに変換すること。

ネットワーク仮想化に伴い、サーバープログラムの設計ができるネットワークエンジニアの担当する業務の範囲が増えており、プログラミング言語の学習も求められています。

クラウドサービスに対応できることはキャリアアップにつながるため、必須スキルとして学んでおきましょう。

ネットワークセキュリティの知識

ネットワークセキュリティの知識習得も、ネットワークエンジニアとして働くうえで切り離せません。

サイバー攻撃の被害件数は世界中で増加傾向にあり、種類や手口は巧妙化、複雑化しています。

ネットワークエンジニアは、サイバー攻撃の最新情報や傾向を理解し、効果的なセキュリティ対策を検討、提案する力が求められます

参照:警察庁「令和4年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について

マネジメントスキル

活躍する場をより広げるには、マネジメントスキルを身につけましょう。
ネットワークエンジニアの仕事はプロジェクト単位で動くことが多く、チームワークが大半を占めます。

要件定義や設計など高度な業務を担当するようになると、メンバーの進捗管理やプロジェクト全体をまとめるマネジメントスキルが求められます。

プロジェクト責任者としてマネジメントスキルを身につけることで、今後のキャリアパスの選択肢が広がるでしょう。

なお、次の記事ではネットワークエンジニアとプログラマーはどちらがおすすめなのかを、両者の違いと必要なスキルも交え詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

英語力

IT業界では、グローバルな案件も多くなってきているため、英語力が重要です。

多国籍企業や海外のベンダー、クライアントとのコミュニケーションには英語が不可欠です。
メール・会議・カンファレンスコールなどでのコミュニケーションで英語力が活用できれば、業務の円滑化に寄与できるでしょう。

また、ネットワークエンジニアが利用する多くの最新技術情報・ドキュメント・マニュアルなどは英語で提供されるものが多いです。英語力があれば、これらの資料を迅速かつ正確に理解し、最新の知識をキャッチアップできます。

ネットワークエンジニアおすすめの資格と学習

ここでは、ネットワークエンジニアとして活躍するのにおすすめな資格を紹介します。

また、以下の記事では、ネットワークエンジニアの資格取得のメリットなどを詳しく解説しています。あわせて、参考にしてください。

✅ ステップ1:まずは基礎を固める「CCNA」

ネットワークエンジニアの登竜門といえる資格がCCNA(Cisco Certified Network Associate)です。

ルーターやスイッチなどの基本的なネットワーク機器の知識から、IPアドレスの仕組み、ネットワークセキュリティの基礎まで幅広くカバーしており、「ネットワークの全体像をつかむ」には最適なスタート地点です。

【学習目安】
・勉強時間:80〜150時間
・おすすめ教材:黒本、Ping-t、Udemy講座など

活学キャリアでは、未経験からのIT転職サポートとともに、無料でCCNAカリキュラムが受講できます。
詳しくは無料カウンセリングにてご相談ください。

✅ ステップ2:応用力と実践力をつける「CCNP」

CCNAに合格し、ある程度の実務経験を積んだら、次のステップはCCNP(Cisco Certified Network Professional)
設計・構築レベルの知識を問われるため、現場での課題解決力や判断力が求められる中級者向け資格です。

クラウド時代であっても、企業ネットワークの多くはCisco製品に依存しているため、CCNPは今なお高い評価を受ける資格のひとつです。

【学習目安】
・勉強時間:150〜200時間以上
・受験形式:モジュールごとに分かれた構成(Core試験+選択試験)

✅ ステップ3:クラウド領域のスキルを証明する「AWS認定資格」

オンプレミスだけでなく、クラウド環境でのネットワーク設計ができることが現代のネットワークエンジニアに求められています。
そのため、**AWS認定資格(特に「ソリューションアーキテクト・アソシエイト」)**は非常におすすめです。

VPC(仮想ネットワーク)、ルートテーブル、セキュリティグループなど、ネットワーク視点でクラウドを理解するには最適な資格です。

【学習目安】
・勉強時間:60〜100時間
・おすすめ教材:Udemy講座、AWS公式模試、黒本など

📘 学習ロードマップまとめ

未経験

CCNA(ネットワーク基礎を学ぶ)

実務経験(運用・保守)

CCNP(設計・構築スキルを習得)

AWS認定資格(クラウド設計力を獲得)

ハイブリッド環境で活躍できるエンジニアへ

他にも、ネットワークエンジニアとして活躍するのにおすすめな資格を以下に紹介します。
・ネットワークスペシャリスト試験
・情報処理安全確保支援士試験
・基本情報技術者試験
・Linux技術者認定試験(LPIC:エルピック)
・LINUC:リナック
・コンプティア認定資格

ネットワークエンジニアの平均年収 

ネットワークエンジニアの将来性を図るために平均年収を知ることはひとつの指標でしょう。

dodaが調べた『平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】』によると、ネットワークエンジニアの平均年収は442万円です。
一般的な会社員の平均年収は403万円(2022年度調査)なので、ネットワークエンジニアは平均よりも少し高めといえます。

しかし、上記に記載した年収はあくまで平均なので、資格取得やキャリアを積むことで、将来的に年収アップにつながります。 

経済産業省が発表したIT関連産業の給与等に関する実態調査結果によると、
IT保守では592.2万円
IT技術スペシャリストでは758.2万円

です。

このように、スキルレベルによって年収は大きく変わるため、平均年収を上げるためにはキャリア形成を軸に考えてみましょう。

ネットワークエンジニアの年収について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

将来性を見据えたネットワークエンジニアのキャリアパス

ネットワークエンジニアとして働く場合のキャリアパスは主に4種類あります。

  • 高度な工程を担当するネットワークスペシャリスト
  • ネットワーク関連のコンサルタント
  • 専門性に特化したスペシャリスト
  • フリーランスとして独立開業の道も

自分がどのようなネットワークエンジニアになりたいかを選ぶ参考にしてください。

高度な工程を担当するネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは、IT基盤の企画・運用・保守からインフラに関する知識を網羅したエンジニアを指します。

ネットワークスペシャリストの年収は、501万〜700万円が相場です。
ネットワークスペシャリストになるには、知識や技術だけでなく、マネジメントスキルも必要です。

そのため、リーダーやマネージャーとしての業務経験を積み、コミュニケーション力も鍛えておきましょう。
参照:リクナビネクスト

ネットワーク関連のコンサルタント

ネットワーク関連のコンサルタントとして活躍の場を広げることもキャリアパスのひとつです。

ネットワークコンサルタントの仕事は、エンジニアとしての業務と異なり、コンサルティングがメインです。

企業が困っていることや改善したい内容をヒアリングし、必要なシステムの提案や問題解決をサポートします。
ネットワーク関連のコンサルタントの年収は、434万円〜916万円が相場です。

この数字はあくまで平均なので、経験を積むことでさらなる年収アップを目指せます。

専門性に特化したスペシャリスト

ネットワークの知識に加えて、さまざまな知識をもつ専門性に特化したスペシャリストのキャリアパスがあります。

  • フルスタックエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • クラウドエンジニア

これらのスペシャリストとしてのキャリアを築くには、基本技術を取得して関連した資格を取得するのがよいでしょう。
資格を取得した上で実務経験を積み、複雑なプロジェクトに関わることで、さらにスキルを磨くことが重要です。

フリーランスとして独立開業の道も

フリーランスとして独立開業の道もまた、将来活躍するネットワークエンジニアのキャリアパスです。

独立した場合の年収は大体700万前後が相場ですが、企業に対してコンサルティング業務も請け負えるようになると年収1,000万に届くようになります。

ネットワークエンジニアとして独立するには、下記のようなステップが理想です。

  1. エンジニアとして企業に入社する
  2. 3年以上の実務経験を積む
  3. 副業として徐々に個人の案件を獲得する
  4. 独立する

将来的に独立を検討しているのであれば、ネットワークエンジニアとしての技術だけでなく、経営力も磨いておきましょう。

実際どうなの?現役ネットワークエンジニアのリアルな声

ここでは、実際に現場で働くネットワークエンジニアたちのリアルな声を紹介します。
スキルの伸び悩み、クラウドへの転換、やりがいを感じた瞬間など、本音のストーリーをお届けします。

将来に不安を感じていた20代エンジニアの選択

SESとしてネットワークの運用保守に配属されて2年目。
手順書どおりの対応ばかりで、「これって自分のスキルになってるのかな…?」と疑問を感じていた20代のAさん。

知識を広げようと、独学でCCNAを取得
そこから構築案件に関われるようになり、徐々に「次はクラウドの知識も必要かも」と気づき、AWSの勉強を始めたそうです。

「何をしたらいいかわからなかったけど、“将来性がある方へ動く”という判断が転機になりました」

クラウドへスキルチェンジして年収アップした実例

もともとはデータセンターでネットワークの監視をしていたBさん。
将来性に不安を感じ、思い切ってAWS認定資格を取得。

その後、クラウドインフラを扱う企業に転職し、年収が80万円アップしたそうです。

「クラウドネットワークは最初こそ難しかったけど、“仮想ネットワーク”の仕組みは、物理ネットワーク経験があったからこそ理解できた。これまでの経験が“意味のあるもの”に変わったと実感しました」

「やっててよかった」と感じる瞬間

ネットワークエンジニアの仕事は地味に見えるかもしれませんが、システム全体の安定を支える“縁の下の力持ち”です。

・大規模なシステム移行が無事に完了したとき
・通信トラブルをいち早く検知し、復旧できたとき
・チームから「助かった!」と言われたとき

「人に言われないと気づかれない仕事だけど、裏で支えてるっていう“誇り”はある」

「“ネットワークがつながって当たり前”を守っているのが、自分の仕事なんだなと実感する」

これらの声からもわかる通り、ネットワークエンジニアのキャリアには不安もあれば、挑戦の余地ややりがいも大きく存在します。

環境に流されず、自分で動いた人から未来は開けていく──それがリアルな現場の声です。

ネットワークエンジニアの将来性に関するよくある質問

ここからは、ネットワークエンジニアの将来性に関してよくある質問に回答します。

これからネットワークエンジニアとして活躍したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

ネットワークエンジニアには将来性はあるのでしょうか?

IT業界の人材不足に伴い、ネットワークエンジニアの需要も高まっており、将来性は高いです。

デジタル化が進む現代では、企業や組織が依存するネットワークの重要性が増しています。

クラウド化やIoT、5Gといった新技術の導入により、複雑なネットワーク設計やセキュリティ対策にネットワークエンジニアのスキルが必要です。

また、リモートワークやインフラDXの拡大に伴い、信頼性とセキュリティの強化が求められ、ネットワークエンジニアの需要は持続的に高くなっています。

ネットワークエンジニアに向いている人はどんな人ですか?

ネットワークエンジニアには、以下のような人が向いています。

  • 継続的に勉強を続けていける人
  • 問題解決能力がある人
  • コミュニケーション能力がある人
  • ネットワーク機器に興味がある人
  • 体力に自信がある人・深夜作業ができる人

ネットワークエンジニアの技術は、常に更新されるため、継続的に勉強を続けていける人が向いています。また、さまざまな問題に対して即座に適切な対応が取れる、問題解決能力がある人も向いているでしょう。

以下の記事では、ネットワークエンジニアに向いている人を詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。

ネットワークエンジニア転職なら活学キャリア

ネットワークエンジニアの需要は時代の変化と共に増え、将来性が高い職種といえます。

しかし、
「今の職場ではスキルが身につかない…」
「クラウドや設計に関わる仕事にチャレンジしたい」

そんなネットワークエンジニアのキャリアの悩みは、一人で抱えるには重すぎる問題かもしれません。

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活学キャリアの特徴

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未経験・第二新卒・SES出身でもキャリア相談OK
 → 「何ができるか分からない…」という段階から一緒に考えます

ITエンジニアへの転職を目指す多くの人にご利用いただいており、IT業界への転職成功率は98.7%。利用した多くの人が、自身の望んだ転職先への転職を成功させています。

IT資格の取得支援も行っており、未経験でも安心して転職活動が可能です。ネットワークエンジニアを目指したい人は、ぜひこの機会にご相談ください。

この記事の監修者

杉田 哲也

ネットギアジャパン合同会社 社長。
熊本県出身。 熊本大学工学部卒業後ミツミ電機でハイブリットICの設計を担当。米DEC(ディジタル・イクイップメント・コーポレーション)、米ケーブルトロンシステムズ、米ルーセント・テクノロジーズ、米クアンタム社などにてネットワーク、ストレージのエンジニア職・マーケティング職を経験し、2005年ネットギアジャパン入社。セールスエンジニア、マーケティングマネージャーを経て、09年から現職。

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