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サーバーエンジニアの仕事内容とは?やりがい・必要スキルについても解説!


サーバーエンジニアってなにをするの・・?



おすすめされたんだけど、どんな仕事?
ITエンジニアを目指したいと言った時に、その中の職種の一つとして、サーバーエンジニアを勧められた方は少なくないと思います。
このサーバーエンジニアですが、具体的にどういった仕事を行う職種なのでしょうか?
本記事では、サーバーエンジニアの仕事内容から、そのやりがい、目指すためにどんなことをやっておくべきかまでを紹介します。
サーバーエンジニアを目指すには、しっかりと業界の情報を集めることが重要です。
ただ、ネットで調べてみても玉石混交となっていて、何を信じてよいか分からないですよね。
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あわせて読みたい⇒サーバーエンジニアとはどんな職業?これを読めば全てがわかる!
サーバーエンジニアの仕事内容
ここでは、サーバーエンジニアの仕事、サーバーの設計・構築から運用・保守までの主な業務について詳しく解説します。
サーバーの設計
サーバーの設計では、システム全体の安定性を考慮しながら、システムをどのように構成するかの決定を行います。
具体的には、以下のような作業が含まれます。
・サーバーの種類(物理・仮想・クラウド)の選定
サーバーにはいくつかのタイプがあり、それぞれ長所短所があります。
会社の規模、予算、使用頻度、要求などによりどういったタイプのサーバーを使用するかを決定します。
・OS(Linux・Windows Serverなど)の選定
OSにも向き不向きがあるので、使用用途により、Windowsで行くのか、他で行くのかなどを決定します。
・ハードウェア(装置・機器)やネットワーク構成の設計
こちらも予算規模、使用用途などにより決定します。
・負荷分散や冗長化の計画
一部に負荷が偏りすぎないことや、機器の故障時のことをあらかじめ想定し、設計を行います。
経験豊富なエンジニアやアーキテクト(5年以上の経験があるエンジニア)が担当することが多く、システム全体を見渡せるスキルが求められます。
サーバーの構築
設計が完了した後に、実際にサーバーの構築を行う仕事です。
主な作業内容は以下のとおりです。
・サーバーの初期設定
・OSやミドルウェアのインストール・設定
・セキュリティ対策(アクセスの許可・拒否などの制御、監視、暗号化など)
構築作業は、3年以上の経験がある中堅以上のエンジニアが担当することが多いですが、初心者(1年目〜2年目)でも基本的な環境構築から経験を積むことができます。
また、クラウド環境(インターネットを介して利用するような環境)での構築も一般的になっています。
サーバーの運用・保守
サーバーの運用・保守は、安定稼働を維持するために欠かせない業務です。
具体的には以下のような作業が含まれます。
・サーバーの監視(CPU・メモリ・ディスク使用率のチェック)
・障害対応(トラブルシューティング・復旧作業)
・ソフトウェアや修正プログラムの適用
・バックアップ管理およびデータ復旧
この業務は、初心者(1年目〜3年目)からベテラン(5年以上)まで幅広いレベルのエンジニアが担当し、特に障害対応では迅速な判断力と経験が求められます。
サーバーエンジニアの仕事のやりがい・魅力
サーバーエンジニアが働く上でのやりがいとしては以下をあげることができます。
・インフラを支える重要な役割
・技術の進化を体感できる
・需要が高く、安定したキャリアを築ける
・チームワークで課題を解決する充実感
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
インフラを支える重要な役割
サーバーエンジニアは、現代社会を支える縁の下の力持ちとも言える存在です。
企業の業務システムやWebサービスはもちろん、公共機関や医療、金融、交通といった社会インフラの多くもサーバーによって支えられています。
サーバーエンジニアの仕事は、こうした社会の基盤を支え、私たちの生活をより便利で安全なものにする重要な役割を果たしています。
そのため、自身の技術が社会に貢献しているという実感を得られるのも大きなやりがいの一つです。
技術の進化を体感できる
IT業界は日々進化しており、特にインフラ領域では新しい技術が次々と登場します。
クラウドへの移行、自動化(設定を自動で行う)の進化など、サーバーエンジニアは常に最新技術に触れながら業務を行うことができます。
学習し続ける姿勢が求められますが、それだけに成長を実感しやすい職種でもあります。
需要が高く、安定したキャリアを築ける
企業のIT基盤を支えるエンジニアは、業務に不可欠なシステムの設計・運用を担うため、景気の影響を受けにくく、安定したキャリアを築くことが可能です。
特に近年では、デジタル化の加速により、企業のシステム規模が拡大し、それに伴うインフラの最適化やセキュリティ対策の重要性が高まっています。
例えば、ニュースなどでサイバー攻撃やデータ漏洩の話題を目にしたことがあるかもしれません。
このようなサイバー攻撃のリスクは今後も増加していくと考えられるので、堅牢なシステムを構築・維持できるエンジニアの需要は今後も伸びていくと考えられます。
チームワークで課題を解決する充実感
サーバーエンジニアの仕事は、決して一人で完結するものではありません。
ネットワークエンジニアや開発エンジニア、セキュリティ担当者など、多くの関係者と連携しながら課題を解決していく必要があります。
トラブル対応やシステムの設計・構築において、チームで協力しながら解決策を導き出す過程は、大きな達成感を得られる瞬間です。
サーバーエンジニアの年収
サーバーエンジニアの年収は、経験やスキル、勤務先の企業規模などによって大きく異なりますが、dodaが発表している平均年収ランキングによれば、全体での平均は464万円となっています。
また、厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによれば、運用・管理業務の年収は年齢により、以下の様に推移します。
経験別にみると、未経験からスタートする場合は年収300万円~400万円程度が一般的ですが、経験を積み、クラウドやセキュリティ、ネットワークの高度な知識を持つエンジニアになると、500万円~800万円以上の年収を得ることも可能です。
また、外資系企業や大手IT企業では、より高い年収を得られるケースもあり、フリーランスとして独立すれば1,000万円以上を目指すことも現実的です。
資格取得や最新技術の習得によって市場価値を高めることで、さらなる収入アップを目指すことができます。
以下の記事でより詳しく特集していますので、併せてお読みください。


サーバーエンジニアの仕事の現状・将来性
サーバーエンジニアは、企業のITインフラを支える重要な職種であり、クラウド化の進展やデジタル化推進によって需要は今後も安定すると考えられます。
特にAWS・GCP・Azureなどのクラウドスキルを持つエンジニアは引く手あまたで、市場価値が高まっています。
一方、従来の物理サーバーの管理に特化したサーバーエンジニアは、クラウド移行の影響を受ける可能性があるため、クラウドや自動化スキルを習得することが職の安定につながります。
サーバーエンジニアとして長く活躍するには、クラウド技術や自動化、セキュリティスキルの習得が鍵となるでしょう。
サーバーエンジニアの将来性については、以下の記事も併せてお読みください。
サーバーエンジニアの仕事内容が向いている人
サーバーエンジニアの仕事は、論理的思考力や問題解決能力などが求められます。
以下のような特徴を持つ人に向いています。
・機器をいじるのが好きな人
・論理的思考が得意な人
・新しい技術の習得に前向きな人
・慎重かつ正確に作業できる人
・問題解決が好きな人
・コミュニケーション能力がある人
詳しくは以下で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
サーバーエンジニアの仕事内容に有利に働く資格
サーバーエンジニアとしてのキャリアを有利に進めるためには、実務スキルに直結する資格を取得することが有効です。
特に有効な資格や効果的な勉強方法について、以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
サーバーエンジニアのキャリアパス
サーバーエンジニアのキャリアは、以下の表のように経験やスキルに応じてさまざまな方向へ進むことができます。
運用・保守エンジニア(初級) | ・監視・障害対応、サーバーの基本的な設定作業を担当 ・LinuxやWindows Serverの基本スキルを習得 |
構築・設計エンジニア(中級) | ・サーバーの設計・構築、クラウド環境の導入などを担当 ・AWSや自動化のスキルが求められる |
クラウドエンジニア (上級) | ・AWS・GCPなどのクラウド環境の最適化や、自動化・セキュリティ強化を担当 ・監視システムの設計・運用が求められる |
アーキテクト / ITコンサルタント(専門職) | ・ITインフラ全体の設計、企業のクラウド戦略策定を支援 ・高度なクラウド知識や経営視点が求められる ・年収1,000万円以上も可能 |
フリーランス / 起業 | ・クラウド設計・運用のスキルを活かし、自由な働き方が可能 ・高単価案件(100万円/月以上)を狙える |
特に、クラウドや自動化技術を習得すると、より高収入かつ市場価値の高いキャリアを築けるため、早めの学習が重要です。
もっと詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてお読みください。
未経験者からサーバーエンジニアになるには
未経験からでも、着実に学び、実践経験を積めばサーバーエンジニアとして活躍できるチャンスは十分にあります。
ただし、未経験ならではの苦労もありますので、しっかり段階を踏むことが大切です。
興味のある方はぜひ次の記事を参考にしてみてください。
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サーバエンジニアの仕事内容に関するよくある質問
最後に、サーバーエンジニアについてよくある質問にお答えします。
プログラミングスキルは必要?
サーバーエンジニアに必須ではありませんが、近年はインフラのコード化(構成・設定をプログラムコードにより記述し、自動で適用する)が進んでいるため、プログラミングスキルがあるとより自分の市場価値を高めることが出来、将来的な年収アップに繋げられる可能性があります。
特に、以下の用途で役立ちます。
・業務自動化
・クラウド環境の管理
・ログ分析やトラブルシューティング
オンプレミスとクラウド、どちらを学ぶべき?
クラウドを優先的に学ぶのがおすすめです。
デジタル化推進やコスト削減の流れから、多くの企業がオンプレミス(自社運用)環境からクラウドへ移行しています。
ただし、オンプレミスの知識も役立つ場面は多いです。
特に大企業や金融機関などでは、オンプレミスのインフラを維持しつつ、一部をクラウド化するハイブリッド環境が主流です。
どちらも学んでみたいという方は、歴史的経緯、意義を体感する意味でも、オンプレミス→クラウドの順に学んでみてはいかがでしょうか?
夜間対応や残業は多い?
サーバーエンジニアの働き方は、所属する企業や業務内容によって異なります。
運用・保守の仕事 | 夜間対応やシフト勤務が発生しやすい |
設計・構築の仕事 | 納期前の繁忙期を除けば、比較的残業は少なめ |
クラウドエンジニア | 自動化を活用することで、トラブル対応の負担を軽減できる |
近年は、クラウドや自動化技術の導入により、24時間の手動監視を減らす流れになっています。
夜間対応を避けたい場合は、クラウド・自動化のスキルを習得し、より負担の少ない職場を選ぶのが有効です。
サーバエンジニアは社会を支える重要な仕事!しっかり準備して挑戦しよう
サーバーエンジニアは、社会のIT基盤を支える非常に重要な仕事です。
企業のシステムやインターネットサービスを安定的に運用するために欠かせない存在であり、今後も高い需要が見込まれます。
未経験からでも、しっかりと準備をすれば転職は十分可能です。
基礎知識の習得から実践的なスキルの習得まで、一歩ずつ確実に進めることが成功の鍵となります。
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